強迫性障害
「どうして、こんなに考えすぎてしまうんだろう?」と悩んでいるあなたへ
人は本来、安心で安全な場所にいるときは、その穏やかさをただ感じているだけでいいはずです。しかし、何か心配なことや怖いことに直面すると、私たちは自分を守るために「どう対処すべきか」を必死に考えざるを得なくなります。
この「身を守るための思考」が、何かの拍子に過剰に強まってしまい、止められなくなってしまった状態。それが強迫性障害という病気の本質であると、当院では考えています。

その「考えすぎ」の根底に、過去の傷つきはありませんか?
強迫症状の背景には、幼少期からの環境やトラウマが深く関わっていることが少なくありません。
例えば、箸の上げ下ろし一つに至るまで厳しく指導されるような環境。失敗すれば厳しく叱責され、常に「正解」を求められる日々。
そのような環境で育つと、心は常に「いつ怒られるか分からない」「間違えたら大変なことになる」という過緊張状態に置かれます。今のあなたの「考えすぎてしまう」苦しみは、
かつてあなたが厳しい環境を生き抜くために身につけた、精一杯の防衛手段だったのかもしれません。
当院の特長:症状の裏にある「トラウマ」に向き合う
一般的な強迫性障害の治療は、表面的な症状(手洗い、確認など)を抑えることに主眼が置かれがちです。しかし当院では、症状の根底にあるトラウマや心の傷にアプローチすることを何より大切にしています。
- なぜ「やめられない」のかを紐解く: 過去の厳しい躾や、否定的な経験によって刻み込まれた「恐怖心」を癒やすことで、脳が発し続けている過剰なアラームを根本から鎮めていきます。
- トラウマ治療の専門性: 当院はトラウマ治療を専門としています。現在の苦しみだけでなく、長年あなたを縛り付けてきた「過去の記憶や感覚」を整理し、安全な環境で少しずつ手放していくお手伝いをします。
当院の治療方針
1. 「安心」を土台にした対話
強迫症状は、その内容を誰にも言えずに隠している方が多くいらっしゃいます。まずは、あなたが「ここでは何を話しても安全だ」と感じられる環境づくりを最優先します。
2. 脳と心の緊張を解くサポート
「考えすぎてしまう」脳の仕組みを整えるために、必要に応じてお薬の力を借りることもあります。それは、高ぶりすぎた防衛本能のスイッチをやさしく緩め、トラウマに向き合うための「心の余裕」を作る助けになります。
3. 「今の自分」を肯定するプロセス
過去のトラウマからくる「完璧でいなければならない」という重圧を、対話や専門的なセラピーを通して少しずつ緩めていきます。無理な練習を強いるのではなく、あなたの心が「もう大丈夫だ」と納得できるペースを大切にします。
結びに:過去の重荷を下ろし、穏やかな日常へ
強迫症状は、一人で抱え込んでいると、その「考え」の渦がどんどん深くなってしまいます。
誰にも言えなかったこと、自分でも「おかしい」と思って苦しんでいること、そして過去から続く心の重荷のこと。当院は、あなたが「考えざるを得ない」毎日から解放され、ただ穏やかな時間を過ごせるようになるための、一番の理解者でありたいと考えています。
